防災基礎講座：基礎知識編－自然災害をどのように防ぐか－
図19.1 ネバド・デル・ルイス火山と周辺域の地形
標高およそ4,000mの変成岩と花崗岩からなる山体の上に安山岩質の熔岩が噴出し，比高1,300m，基底長径15kmの比較的なだらかな火山体が載っています．山頂域を源流とする川はチンチナ川，グアリ川，ラグニジャ川，レシオ川で，非火山山地を深く削りこんで流れています．山地東縁は見事な直線状断層崖（延長200km）により画され，谷の出口には扇状地が発達しています．
客員研究員 水谷武司
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室Disaster Information Laboratory, NIED
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