自然災害を学ぶ
防災基礎講座
防災基礎講座は,水谷武司客員研究員による自然災害および防災の基礎知識に関する一般向けの学習資料です.(ページ下部のクレジットは公開当時の組織名称のままとなっていますがご了承ください.)
- 防災基礎講座:基礎知識編(公開:2004.06.10,更新:2019.05.15)
- 地震・台風・火山噴火などによる自然災害が,どのようにして発生するか,危険な場所はどこか,どのような被害が生じているか,どうして防いだらよいかなどについて,災害の具体例を示しながら,土地環境を中心にして,基礎的な知識を解説します.
- 防災基礎講座:災害事例編(公開:2008.01.30,更新:2019.05.15)
- 国内外で発生した大きな災害事例について,どのような土地条件や社会環境のところで,どのようにして起こったか, 何が被害を大きくした要因か,どう対応したらよかったであろうかなどについて,簡潔に示します. 関東大震災・伊勢湾台風・バングラデシュ高潮・阪神大震災など約100の災害を取り上げています. 「基礎知識編」を具体的な災害事例により補ったものとなっています.
- 防災基礎講座:災害予測編(公開:2009.04.03,更新:2020.03.04)
- ある地域・場所について,どのような災害の危険があるか,その危険はどの程度か, とくに危険な場所はどこかなどを判定する基礎的な方法を,災害発生のしくみに基づき災害種類ごとに簡単に説明します. 地形・地質条件を主とする土地環境は,危険の程度を場所ごとに細かく決める主要因なので,これを手がかりとした方法を中心にしています. 「基礎知識編」の内容に密接に関わるので参照してください.
- 防災基礎講座:防災対応編(公開:2010.05.18 ,更新:2019.03.14)
- 自然災害の発生を防ぎ,被害を防止・軽減するための対応方策を,災害発生の連鎖構造に基づいて整理し, それぞれの対応策の概要・機能・役割・限界・現状などを簡単に解説します. 予測が困難であり強大な力をもつ自然の事変に対しては,事前・災害時・事後,ハード・ソフトなどの各種対策を,複数組み合わせて対応し,できるかぎり安全度を高めておく必要があります.
- 防災基礎講座:地域特性編(公開:2011.10.20 ,更新:2020.03.05)
- 自然災害の種類・規模は世界の各地域で大きな違いを示します. この地域性をつくる基礎的要因である世界の気象・気候条件(これは気象災害に関係する), プレート構造(地震・火山災害に関係),および社会経済環境(被害規模などを決める)の概要および災害との関わりを説明し, ついで,世界を6地域に分けて自然・社会条件,災害履歴,大災害例などを示します.災害の地域特性を知ることは防災の基礎条件です.
- 防災基礎講座:地域災害環境編(公開:2016.11.21)
- 日本各地域の主要な都市圏,平野・盆地,河川流域,山地・丘陵域,沿岸地域などについて, 地形・地盤条件を主とした土地環境,地震・大雨など災害誘因の強度・頻度,災害脆弱性に関わる地域社会環境, 地震・洪水・高潮・土砂などの災害履歴とその教訓,各災害の高危険箇所,土地環境に適応した防災対応策,などの概要を整理して示します.
防災科学テキスト、防災教室
水谷武司客員研究員による、防災基礎講座を再編した一般向けの学習用資料です。
- 防災教室―自然災害を学び対応を考える―(PDF,1.6MB)
- 「防災基礎講座―基礎知識編・災害事例編・災害予測編・防災対応編・地域特性編」,および一般向けに開催した公開学習会において作成・配布した資料などにより作成したものです.自然災害と防災についての学習用教材や参考資料として利用されることを目的としています.2013年2月刊行.
- 防災科学テキスト―自然災害の発生機構・危険予測・防災対応― (改訂版)(PDF,2.6MB)
- 自然災害と防災の全体を概観する一般向けのコンパクトな学習用資料です. 2009年に刊行した防災科学テキストに加えて,研究所ホームページに公開した「防災基礎講座―防災対応編・地域特性編」などにより書き直し,目次構成を変更したものです.2013年2月刊行.
- 防災科学テキスト(PDF,2.7MB)
- 自然災害と防災の全体を概観する一般向けのコンパクトな学習用資料です. これは大学における「防災科学」の講義テキストを,上記の「防災基礎講座-基礎知識編・災害事例編・災害予測編」および一般向けに開催した「公開学習会」において作成・配布した資料により, 書き直し再構成したものです.防災についての学習用教材や参考資料として利用されることを目的としています. 2009年12月刊行.