1991~1994の雲仙火砕流は,山頂部に成長した溶岩ドームが崩壊し(左写真),溶岩塊が急斜面を落下していく間に細かく砕けて含まれていた火山ガスを放出し火砕流に発展したものです(右写真).溶岩ドームはほぼ3年間継続して成長したので,火砕流の回数は1万回にも達しました.
客員研究員 水谷武司