1991年のフィリピン・ピナツボ火山の噴火による噴煙柱崩壊型の火砕流は山頂から20kmまで達しました.山頂には直径2kmのカルデラがつくられました.ここは偏東風域なので,成層圏に吹き上げられた火山灰は西に向かい,地球を周回して日射を妨げました.
客員研究員 水谷武司