信濃川では,放水路の完成により下流において広い河川敷が不要となり,新潟市内では埋立てによって川幅が以前の半分以下に狭められました.1964年新潟地震によりこの旧河川敷が全面的に液状化し,側岸の地盤が川の方向に押し出されて川幅が20mほど狭くなりました.兵庫県南部地震では海岸埋立地の側方流動により,港湾施設・水際構造物・橋梁など基礎構造物に大きな被害が生じました..
客員研究員 水谷武司