左の図は関東地震時における横浜市の中心地区の住家全壊率です.右図の地形分類図において,地盤の悪いのは6の埋立地,5の干拓地,4の谷底低地であり,なかでも干拓地は最も悪く,住家全壊率はこれらの地形のところで非常に大きくなっています.なお,おそらく主として軍事的な理由により,被害不明の地区があります.
松田磐余・和田 諭・宮野道男(1978):関東大地震による旧横浜市内の木造家屋全壊率と地盤との関係.地学雑誌,87,250-259.
客員研究員 水谷武司