防災基礎講座:基礎知識編-自然災害をどのように防ぐか-
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図7.6 札幌市の北部低地における浸水頻度と建築構造規制
上図は1962年台風9号,1964年6月豪雨,1965年台風23号,1965年台風24号の4回の大雨による浸水域を重ね合わせた図です.排水条件の悪い土地は繰り返し内水による浸水を被ります.浸水頻度の特に大きいところは,災害危険区域に指定され,床面の高さなどの建築構造規制が行われています(下図).第1種災害危険区域は床の高さを道路面よりも1.5m以上,第2種災害危険区域は床の高さを道路面より1.0m以上,出水の恐れのある区域は床の高さを道路面より0.6m以上にする,などです.
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客員研究員 水谷武司