筑後川の河床は平野面より7~8mも低くなっています.氾濫水は河道に集まってくる傾向にあるので,1953年の大洪水では,上流での氾濫水が裏側(平野側)から堤防を襲って破壊しました.下図は低地地盤高を色分けで示したものです.
佐藤武夫ほか(1964):災害論.勁草書房.
客員研究員 水谷武司