約5,000年前に起こった磐梯山南面における山体崩壊の岩屑なだれによる流れ山群を示したものです.等高線間隔は10mであり,これでは示されない小さな流れ山は無数といってよいほどあります.JR磐越西線はこの流れ山の中を通じており車窓からよく見えます.岩屑なだれが運んだ巨大岩塊や山体の一部が表面に突き出して流れ山をつくっています.写真は1984年御岳岩屑なだれの停止域付近において突き出した赤い溶岩塊です.
客員研究員 水谷武司