溶岩ドームの崩落による火砕流はメラピ火山で頻繁に発生し,メラピ型とも呼ばれています.山頂火口は西南西に向け開いているので,火砕流はもっぱらその方向に流下しています.この型の火砕流は規模が小さいので流下域は細長く伸びます.この下方にある放射谷ではラハールと呼ばれる泥流が頻繁に発生し被害を与えています.
客員研究員 水谷武司