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防災科学技術研究所 自然災害情報室 - DIL

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災害予測編
  • 1.はじめに
  • 2.災害誘因
  • 3.河川洪水
  • 4.内水氾濫
  • 5.高潮
  • 6.斜面崩壊
  • 7.土石流・岩屑なだれ
  • 8.地盤強震動
  • 9.地盤液状化
  • 10.津波
  • 11.地震火災
  • 12.火山噴火
  • 13.火砕流ほか
  • 14.被害想定
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防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

図13.1 火砕流のタイプと危険域

高温のガスと火山灰や軽石などの火砕物が一体となって高速で流れ下るのが火砕流です.大型火砕流は火砕物を大量に含む噴煙柱の重力崩壊によって生じます.大規模なものは火山周辺を埋め尽くして火砕流台地をつくります.小型火砕流は溶岩ドームや火山岩尖の崩壊によって生じ,谷間など地形の凹所をたどって流下します.1991年のフィリピン・ピナツボ火山の噴火による噴煙柱崩壊型の火砕流は山頂から20kmまで達し,山頂には直径2kmのカルデラがつくられました.ここは偏東風域なので,成層圏に吹き上げられた火山灰は西に向かい,地球を周回して日射を妨げました.

            
図13_01_01
図13_01_02

客員研究員 水谷武司

DIL 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室
Disaster Information Laboratory, NIED
TEL : 029-863-7635 , FAX : 029-863-7811, E-mail : E-mail
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