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防災科学技術研究所 自然災害情報室 - DIL

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災害予測編
  • 1.はじめに
  • 2.災害誘因
  • 3.河川洪水
  • 4.内水氾濫
  • 5.高潮
  • 6.斜面崩壊
  • 7.土石流・岩屑なだれ
  • 8.地盤強震動
  • 9.地盤液状化
  • 10.津波
  • 11.地震火災
  • 12.火山噴火
  • 13.火砕流ほか
  • 14.被害想定
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防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

図12.5 火山地形と危険域

十勝岳の山麓には火砕流のつくった丘陵が広がり,放射状の谷により開析されています.泥流および規模の大きくない火砕流は,平滑な火山山腹では広がるものの,流下するにつれ谷底に収斂して流れ下ります.谷は放射状に伸びるので,山腹部において少し離れた隣の谷に流入すれば,山麓では大きく違った方向に泥流が及ぶことになります.1924年の泥流がすぐ隣のヌッカクシ富良野川にも流入していたならば,上富良野市街は直撃を受けたはずです.噴火が南寄りの火口で生じた場合には,泥流や火砕流はまっすぐ東に向かいます.

            
図12_05_01
図12_05_02

客員研究員 水谷武司

DIL 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室
Disaster Information Laboratory, NIED
TEL : 029-863-7635 , FAX : 029-863-7811, E-mail : E-mail
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