簡単にできる耐震診断方法の概略を示します.診断項目には,A地盤・基礎,B建物の形,C壁の配置,D筋交い,E壁の割合、F老朽度があります.総合評点(a×b×c×d×e×f)が1.0未満であると,危険と判定されます.ウエイトがもっとも大きいE項目についてみると,壁の割合(壁の総延長を建坪で割った値)が0.5以下であると,他の項目が正常あるいは良好であっても,「倒壊の危険あり」と判定されます.
客員研究員 水谷武司