茨城県・龍ヶ崎の小貝川低地における沖積層分布および代表的ボーリング柱状図です.この低地にはかつて鬼怒川が流れ,氷河期の海面低下時にはここを削り込んで流れていました.このときの河床が沖積層の下面です.ボーリングの位置は偏っており低地中央には少ないので,河床面は下流に向かい連続的に緩やかに傾斜しているはずである,ことなどに基づいて,沖積層の等厚線を描いています.
客員研究員 水谷武司