木曽御岳は富士山に次いで標高の高い大型成層火山です.1984年長野県西部地震(M6.8)により,土砂量3,600万立方mの巨大崩壊(A)が発生しました.大量の土砂は深さ100mを超える谷から溢れ出ながら(B地点)高速で流下し,Cにある高さ80mの尾根を乗り越え,10kmにわたって流下しDで停止しました.
客員研究員 水谷武司