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防災科学技術研究所 自然災害情報室 - DIL

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災害予測編
  • 1.はじめに
  • 2.災害誘因
  • 3.河川洪水
  • 4.内水氾濫
  • 5.高潮
  • 6.斜面崩壊
  • 7.土石流・岩屑なだれ
  • 8.地盤強震動
  • 9.地盤液状化
  • 10.津波
  • 11.地震火災
  • 12.火山噴火
  • 13.火砕流ほか
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防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

図3.17 山地内谷底低地の地形

大きな洪水災害が起こった山地内谷底低地の地形の例です.静岡県・伊東では,1958年狩野川台風の豪雨で死者58,住家流失・全壊201の,島根県・三隅では住家流失・全壊132の被害が生じました.赤丸で囲んだところが被害の大部分が生じた谷底低地です.伊東では低地面の幅がおよそ200m,平均勾配が1/120,三隅では低地面の幅が350m,勾配が1/300です.上流域の面積および降雨強度にも依りますが,幅が1km以下,勾配が1/300以上の谷底低地では,水深と流速の大きい激しい洪水が起こる危険が大です.山地に挟まれた谷底であることは容易にわかりますが,間隔数mほどのコンター図を描けばその谷底低地面の幅及び勾配は詳しく知ることができます.

            
図03_17

客員研究員 水谷武司

DIL 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室
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