新潟平野の北部を流れる加治川は,砂丘列と山地の間において著しい天井川の状態にあり,福島潟や紫雲寺潟の低地より7~9mも高い幅広い尾根状の高みの頂部を流れています.赤線は地形断面の位置です.1966年および1967年の破堤(赤×印)による氾濫水は河道から全く離れて北東及び南西に向かい,潟性の低地に流入しました.
客員研究員 水谷武司