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防災科学技術研究所 自然災害情報室 - DIL

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災害予測編
  • 1.はじめに
  • 2.災害誘因
  • 3.河川洪水
  • 4.内水氾濫
  • 5.高潮
  • 6.斜面崩壊
  • 7.土石流・岩屑なだれ
  • 8.地盤強震動
  • 9.地盤液状化
  • 10.津波
  • 11.地震火災
  • 12.火山噴火
  • 13.火砕流ほか
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防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

防災基礎講座: 災害予測編-自然災害をどのように防ぐか-

図2.11 地震の発生確率・規模

海溝型巨大地震などの発生域および主要活断層(確率10%以上のもの)について,今後30年間に地震が発生する確率とその規模を示したものです.発生確率は,各地域あるいは活断層について,地震発生の平均時間間隔と最後に地震が起きた時期を調べて求めます(下の図).平均時間間隔を経た場合に発生確率が最も大きくなり,前後に外れるほど確率は小さくなります.その確率の分布曲線はベル型になります.図でa+bの面積が1なので(この間に起こる確率が1),今後30年間に起こる確率はaの面積をa+bの面積で割ったものになります.内陸活断層の活動の間隔は1千年以上ですから,30年という時間の幅は相対的に小さく,したがってaの面積は小さくなるので,発生確率は小さい値になります(B).プレート境界地震の発生間隔は100~300年程度なので発生確率は大きくなります(A).(防災科学技術研究所研究資料第275号,2005年)

            
図02_11_01
図02_11_02

客員研究員 水谷武司

DIL 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室
Disaster Information Laboratory, NIED
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