日降水量が100mmを超える大雨は,九州・四国・本州の南岸域で多く年に2~3日以上,瀬戸内を含む内陸域や東北・北海道で少なく 2~4年に1日程度です.ただし,水害が発生する限界の雨量が年降水量にほぼ比例しているので,水害の起こる頻度には,このような最大で10倍近くという大きな地域差はありません.日降水量の最大記録では,北海道と西日本太平洋岸とで4倍ほどの違いがあります.(全国78箇所の気象台・測候所の観測記録による)
客員研究員 水谷武司