2009年フィリピン台風災害調査速報

このページでは、2009年9月26日から10月初旬にかけてフィリピン、ルソン島を襲った台風オンドイ及びペペンの被害調査報告を掲載しています。本調査は、防災研究フォーラム『突発災害調査』として行われたものです。

行程と収集資料など

日程行程・訪問先面接者収集資料概要(備考)
2009.11.26マニラ到着そのままバギオへバギオ市 Ms.Rose Malekchan, Ms.Mind Licawen
2009.11.27バギオ市市長室バギオ市市長 Hon.Reinaldo "Peter Rey"A.BAUTISTA JR.ハードコピー、CD(写真集)、音声情報市長へのインタビューについては、中須が記事にまとめた(参照)。バギオ市の現状と課題
バギオ市災害対策本部Staff, City Disaster Coordinating Councilマップ、PPT市役所駐車場出入り口の狭い細長の部屋、市役所他部署の職員がボランティアとして緊急活動に参加している
被災地視察(バギオ市内浸水地域、地滑り地域)市長室ローウェルガルシア氏同行ビデオ、写真撮影被災地を視察するとともに救出活動についても話を伺う
MGB(Mines&Geoscience Bureau)Department of Environment and Natural ResourcesMr.Benigno Ceasar L.Espejo <Supervising Geologist>マップ、ポスターMGBが持っている地図、調査について質問。バギオ市には地質学者が政府機関に勤めない状況など聞く。wwwにも一部のみマップ掲載されている
コーディリア行政区災害対策本部Ms.Olive Luces<Regional Director Cordillera Administrative Region (1.Office of the Civil Defence 2. Regional Disaster Coordinating Council)>ビデオ、写真撮影コーディネリア地区の危機管理体制
被災地視察(ベンゲット州被災村)ベンゲット州知事室訪問ビデオ、写真撮影ケニオン道路・ベンゲット州
2009.11.28バギオからマニラへ(途中地滑り土砂崩れ地視察、橋脚崩れなど)フィールド視察ビデオ、写真撮影ケニオン道路など
2009.11.29マニラ市内フィールド調査(<マカティ市、タギグ市など>)フィールド視察
2009.11.30被災地フィールド(<マリキナ川、パッシグ川、サンファン川><バイ湖><マリキナ、タギグ、マカティ市など各ポンプステーション、堤防>)リバーバンクセンター(Mr.Melchor R.Cedilla)、プロビデントビレッジ付近住民、各ポンプステーションのMMDBスタッフなどビデオ、写真撮影、音声情報内水、外水、潮位による洪水箇所の確認、ポンプステーションの確認、水門の確認など
2009.12.01AM:フィリピン赤十字(PNRC)Ms.Geraldine Repolloビデオ、写真撮影、音声情報、PTTNGOとしてのPNRC(フィリピン赤十字)の活動の概要
PM:Jica永石雅史次長、野村陽子氏マニラにおける浸水マップなど入手、Jica調査資料Jicaの援助について意見交換及びJicaニーズアセスメント会議に参加
2009.12.02AM:国家災害対策本部(NDCC)Ms.Nelia S.Tabliago(OCD), Dr.Prisco S.Nilo(Pagasa),Dr.Elmer B.Billedo(MGB)ビデオ撮影、PPTNDCCビル会議室にて、こちらの調査の目的を伝えた後、PAGASA,MGB、OCDメンバーによる今回の台風への対応、現状と課題についてのプレゼン及びディスカッション
PM:マニラ首都圏開発局(MDAA)Mr.Aldo Mayor <Special Operation Officer>ビデオ、写真撮影MDAAの活動の概要(MDAAはどのような取り組みをしているのか、組織はどのようになっているのか、今回の対応はどうであったかなど)
2009.12.03AM:アジア開発銀行(ADB)Mr.Hisashi Mitsuhashi, Mr.Kimio TakeyaPPT,音声情報、ADBレポート、ブローシアマニラ地区の洪水に関する全体的所感、ADBの活動の概要、Jicaの支援について、など意見交換を行った

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