2008/1/30 公開学習会

第5回 ハザードマップの利用(地震・火山災害)

災害の危険(ハザード)に関する地域情報を表示するマップには,地形図・地盤図など基本的な土地素因図,既往災害の発生場所を示す災害実績図,一般にハザードマップとよばれている災害予測図・防災地図等があります.表層地盤条件は強震動および液状化の発生の主要因です.地形条件および地震被害からも,地盤の種類と分布範囲が推定できます.津波の運動は海岸地形に支配されます.各種地盤条件の場に確率的に与えた強度の地震動を入力して,震度予測図が作成されています.ある規模の噴火を想定した場合に生ずる火砕流・泥流等の危険域を示す災害予測図が主要火山について作られています.これらのハザードマップ類のそれぞれについて,作成の方法や設定条件,表示内容,読み取れる情報,不足を補う方法,活用の仕方などを,身近な危険地区や災害発生地を例にして説明します.

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