防災基礎講座
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20.7 富士山の山体崩壊と岩屑なだれ

 約2,500年前の御殿場岩屑なだれ,過去2,000年間の溶岩流及び過去3,000年間の火砕流の堆積範囲を示しました.御殿場岩屑なだれ発生源の馬蹄形カルデラはその後の噴火によって全く埋められており,噴火活動が活発であったことを示しています.火山体内部構造,山腹傾斜,谷の発達などから見て,今後北東面あるいは南西面にて大規模崩壊が起こる可能性があります.1707年の噴火は宝永火口で起こり,0.7立方kmの火山灰・軽石を噴出し,南関東一円を埋めました.現在のところ富士山のマグマは玄武岩質で粘性が小さいので,かなりの長距離を流れます. 937年ごろの剣丸尾溶岩流は北東へ向かい桂川へ流入して,山頂から40kmのところにまで達しました.北西麓に広がるのは864年ごろに側火山から噴出した青木ガ原溶岩流で,現在は広い樹海になっています.


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