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メールマガジン「自然災害情報の収集・発信の現場から」

メルマガ「自然災害情報の収集・発信の現場から」第22号(2011年11月11日発行)

◆季節が一気に代わり,寒くなってきました.日本では路面や水道管の凍結が 心配になって来ましたが,タイでは7月からの豪雨による洪水に悩まされてい ます.また,トルコでは地震が発生しました.亡くなられた方々のご冥福をお 祈りいたします.

◆前号21号で王塔村(おうとうむら)を大塔村(おおとうむら)と誤って表記 をしていました.お詫びして訂正いたします.

★このメールマガジンはご自由にご転送ください.災害研究や防災に関心のあ る方々との情報交換の場にしたいと考えております.セミナー・シンポジウム などイベント情報,本や論文の紹介と書評など,読者の皆様に役立つ情報はで きる限り掲載しますので,ぜひ情報をお寄せいただきたいと思います. < library@bosai.go.jp >までお願いします.

CONTENTS

災害発生地の今昔 <タイ中央平原 水害地形分類図>

◆タイの洪水について連日報道がされています.多くの日本企業の工場が浸水 し,日本経済にも深刻な影響を与えています.

洪水の様子を見ていると,日本の洪水とは少し違う様子です.例えば,2010年 10月20日奄美大島豪雨災害の洪水は,一日後に水はほぼ全て引いていました. しかし,タイでは洪水による浸水が続いています.どうして長期間にわたって, 洪水が継続しているのでしょうか?

◆タイに限らず,ユーラシアなどの大陸河川は日本の河川と違い,非常に川の 勾配(河床勾配)が緩やかです.参考に下記のサイトをご覧ください. ◇河床断面
http://www.nilim.go.jp/lab/rcg/newhp/yougo/words/028/html/028_main.html
(国土交通省 国土技術政策総合研究所:河川用語集 急勾配河川)

日本の川は全長が短く急流で,水はあっという間に流れ下っていきます.日本 一の河川である信濃川は河口から200kmの距離で標高が350m(1.75/1000)上が り,常願寺川は約50kmの距離で,標高が1000m(20/1000)も上がります.

一方で,大陸の河川は全長が長く,河床勾配も緩やかです.アマゾン川の河床 勾配は河口から1400km進んだところで標高50mも上がらないのです.

勾配が緩やかであるということは,水の流れ下る時間も必然的に遅くなります. タイ中央平原を流れる全長372kmのチャオプラヤ川下流域の勾配は1000m進んで 0.02m(0.02/1000(大倉ほか1989))しか標高が上がりません.つまり,水の 流れがゆっくりであるチャオプラヤ川では上流で大雨が降っても,その雨が河 口に辿りつくには何日も何週間も何ヶ月もかかるのです.

◆故・大矢雅彦作成 水害地形分類図 水害地形分類図は,主として沖積平野の低地部において,自然堤防,後背湿地 等の微地形条件と洪水氾濫状況との関係を明らかにし,水害の予測に資するた め,これら微地形条件を地図化したものです(大倉ほか1989).故・大矢雅彦 先生により作成された水害地形分類図は,日本国内のみならず,世界の河川も 作成されています.

◇タイ中央平原 水害地形分類図(pdf14MB)
http://dil.bosai.go.jp/documents/suigaimap/pdf/central_thai.pdf
(国立防災科学技術センター研究速報 第83号付図)
今回,多大な被害が発生しているタイ・チャオプラヤ川の水害地形分類図です.

首都バンコク周辺部の地形分類図を見ると,バンコクは地域のほとんどがラ グーン(潟湖)だったところで,現在浸水しているしている地域と一致します. 中央部のプラナコン区やドゥシット区などまだ浸水していない地域は,自然堤 防(※)や泥洲(泥でできた中洲)で,他の場所より比較的土地が高い場所で す.ここは浸水したとしても,ラグーン地域よりも離水が早いことが水害地形 分類図から読み取れます.

◇JETRO(日本貿易振興機構)バンコク都内で浸水が発生した区
http://www.jetro.go.jp/world/asia/th/flood/inundated_khet.html
プラナコン区は自然堤防の地形に当たります.比較的周辺より,浸水しずらい場所なので,タイ王宮が立地していると考えられています.

今回のバンコクの洪水はタイの都市化が原因の一部である,という意見も出されています.人口の増加や都市化によって,過去の微細な地形を取りこぼして開発を進めた結果なのかもしれません.

◆タイ中央平原 水害地形分類図・タイ中央平原西部クラシオ川流域水害地形分類図
http://dil.bosai.go.jp/documents/suigaimap/suigai_thai.html
自然災害情報室では,今回のタイの洪水に伴いタイ中央平原の水害地形分類図をWebサイトで公開しました.上記URLから是非ご覧ください.

掲載している水害地形分類図はタイ中央平原(チャオプラヤ川)と中央平原西部のクラシオ川流域です.どちらも,当研究所から出された研究資料の解説付 きですので,そちらも是非ご覧ください.
(鈴木比奈子)

※自然堤防:流下する土砂が川の両岸に堆積した堤防状の高まり.

【参考文献】

 2011年11月に起きた主な自然災害 & トピック

 河川情報サイトリンク

◆7月から続くタイの洪水が発生しているため,今回は河川に関連するWebサイ トを紹介します.

◆タイ洪水関係

◇Thailand Flood Monitoring System(タイ語、一部自動翻訳)
http://flood.gistda.or.th/?sid=50a39d4f2ecd57760ea6cafae94161ad

◇在タイ日本国大使館
http://www.th.emb-japan.go.jp/

◇外務省 タイにおける洪水被害関連
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/kouzui_1110.html

◇ジェトロ 緊急特集:タイ洪水に関する情報
http://www.jetro.go.jp/world/asia/th/flood/

◇タイ大使館(日本語)
http://www.thaiembassy.jp/rte1/

◇タイ国政府観光庁(日本語)
http://www.thailandtravel.or.jp/

◆データ

◇国土交通省 水情報国土データ管理センター
川の防災情報(雨量・水位),防災情報(ハザードマップ等),河川環境データベース(川辺水辺の国勢調査)等
https://www5.river.go.jp

◇国土交通省 ハザードマップポータルサイト
全国のハザードマップ公表を災害種別に見ることができる
http://disapotal.gsi.go.jp/

◆学習

◇日本の川と災害
河川,水,災害について学ぶサイト.災害に関連する碑や博物館などの位置・写真がマップに掲載され,調査の下準備に役立つ.
http://www.kasen.net/

◇河川用語集(国土交通省国土技術総合研究所)
http://www.nilim.go.jp/lab/rcg/newhp/yougo/index.html

◇Kids Web じゃぶじゃぶ川ねっと!(国土交通省河川局)
川のたのしみかた,日本の川をしらべてみよう,川の情報箱
http://www.mlit.go.jp/river/kasen/main/kidsweb/index.html

◆行政

◇国土交通省 水管理・国土保全局(旧河川局)
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/index.html

◆研究

◇国土交通省 国土技術政策総合研究所 危機管理技術研究センター
水害研究室水害を予防し被害を軽減するための対策技術に関する調査,研究及び開発を行う
http://www.nilim.go.jp/lab/rcg/newhp/index.htm

◇流域災害研究センター(京都大学)
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/~rcfcd/

◆法律

◇河川法(昭和三十九年七月十日法律第百六十七号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S39/S39HO167.html

◇特定都市河川浸水被害対策法(平成十五年六月十一日法律第七十七号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO077.html

◆海外サイトやその他の災害は

NIED D-LINKs(防災科研 災害種別リンク集)をご参照下さい.
http://dil.bosai.go.jp/link/disasterlinks/index.html

 読者からの情報提供コーナー

◆山地災害シンポジウム 森林の取扱いと土砂災害~防災から減災,避災へ~

最新の研究成果をもとに今後の森林施業のあり方,防災的側面からみた望まし い森林の取扱いについて議論する.

日時:2012年1月21日(土)13:00-17:00
会場:とりぎん文化会館小ホール(鳥取県鳥取市尚徳町101-5)
主催:鳥取県農林総合研究所農林総合研究所・独立行政法人森林総合研究所

開催プログラム:
13:00-13:05 開会挨拶 鳥取県農林水産部長 鹿田 道夫
13:05-15:15 第1部 話題提供
○最近の豪雨による土砂災害の特徴/林 拙郎(三重大学名誉教授)
○広葉樹林地斜面でも崩壊・土石流が集中発生した広島県庄原市での豪雨 災害の特徴/海堀正博(広島大学教授)
○現在の森林の状況と土砂災害防止機能評価の試み/三森利昭(森林総合研究所上席研究員)
○急増する作業道から災害を出さないための注意点/小山 敢(鳥取県農林総合研究所林業専門技術員)
○森林根系の斜面安定効果/北原 曜(信州大学教授)
15:15-15:25 休憩
15:25-15:55 第2部 会場からの質問受付と総合討論
 コーディネータ: 三森利昭
 パネラー : 林 拙郎,海堀正博,小山 敢,北原 曜
15:55-16:00 閉会挨拶 鳥取県農林総合研究所長 山本 健太郎
(森林総合技術研究所 三森利昭氏よりご紹介)

 学会・イベント情報

◆平成23年度第6回環境防災セミナー
http://www.tsukuba.ac.jp/seminar/20111013200816.html
日時:2011年10月1日-10月30日 10:00-17:00(土曜日10:00-13:00)

◆東北大学104周年北海道交流会 -震災復興に向けて-
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/alumni/hokkaido104_mtg/
日時:2011年11月12日 13:30-18:30(開場13:00)

◆第78回GLOCOLセミナー「日本発,防災NPOの挑戦:アジアの災害リスクは減らせるか」
http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/111117.html
日時:2011年11月17日 12:00-13:30

◆福井大学公開講座「平成22年度豪雪を検証する」
http://chiiki.ad.u-fukui.ac.jp/www/lecture/detail.jsp?id=762
日時:2011年 11月19日

◆シンポジウム 社会の安全と人間安全保障の新しいパラダイムを考える -東日本大震災の教訓から-」
http://hse.gcoe.kyoto-u.ac.jp/11gcoehse/hpj/
日時:日時:2011年11月22日 9:30-17:00(受付開始 9:15)

◆東工大SwedenWeekシンポジウム「震災復興に省エネ住宅は役立つか-被災地域市民とスウェーデン・日本の専門家による討議-」
http://www.dst.titech.ac.jp/sw/Day4.html
日時:11月24日 14:00-18:00

◆京都大学春秋講義「東北地方太平洋沖地震による全国の津波災害について」
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h8/d2/news4/2011/111130_1.htm
日時:2011年11月30日 18:30-20:00(開場18:00)

◆国立国会図書館 第22回保存フォーラム「中国,韓国,オーストラリア,日本における資料防災:国立図書館からの報告」
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve29.html
日時:2011年12月1日 13:30-17:30

◆平成23年度「国土技術政策総合研究所 講演会」
http://www.nilim.go.jp/lab/bbg/kouenkai/kouenkai2011/kouenkai2011.htm
説明日時:2011年12月1日 10:00-17:00(9:30開場)

◆公開講座(市民講演会) 身の周りの科学から震災まで:寺田寅彦とサイエンスの今
http://www.y2003.phys.waseda.ac.jp/ISCS2011/publec/
日時:2011年12月3日 13:30-17:30(開場12:30)

 新刊情報  最近出版された災害・防災関連図書を紹介します.

★明治二十九年の大津波―復刻『文藝倶樂部』臨時増刊「海嘯義捐小説」号
【著者】坪内祐三
【発行者】毎日新聞社
【発行年月日】2011年10月25日
【価格】\2,310       【ISBN】9784620320793

★キャッシュ・フォー・ワーク―震災復興の新しいしくみ(岩波ブックレット)
【著者】永松伸吾
【発行者】岩波書店
【発行年月日】2011年9月7日
【価格】\525       【ISBN】9784002708171

★日本の天然ダムと対応策
【著者】水山高久監修 森俊勇 坂口哲夫 井上公夫
【発行者】古今書院
【発行年月日】2011年10月
【価格】\ 5,460       【ISBN】9784772261104

★東日本大震災復興への道―神戸からの提言(震災復興・原発震災提言シリーズ<1>)
【著者】塩崎賢明 , 西川榮一
【発行者】(京都)クリエイツかもがわ
【発行年月日】2011年10月17日
【価格】\1,890       【ISBN】9784863420731

防災コラム <防災科学の基礎知識>

第二十二回 大陸河川の洪水

大陸を流れる大河川の流域は広大なので,流域内の広域に大雨が降ると,大 量の水が集まってきて,中・下流の平野に氾濫し大洪水になります.平野の勾 配は非常に緩やかなので,氾濫域は月単位で示されるようなゆっくりとした速 度で下流に向け移動していきます.日本のような造山帯の河川では,氾濫した 洪水は一般に数日以内に海にまで流れ出てしまうのとは対照的です.今回(20 11年秋)大洪水を起こしたタイの最大河川チャオプラヤ川は,流域面積16万km 2で利根川の10倍,河口から100kmまでの区間の平均勾配は2万分の1(標高差5 m)で,河道付替え工事前の自然状態における利根川のそれの8分の1です.大 陸河川の代表であるミシシッピ川・長江・ドナウ川などの流域面積はさらに大 きく,利根川の100~200倍の規模です.最下流部の勾配は,2万分の1~3万分 の1ほどです.アマゾン川は飛びぬけて大きくて流域面積は700万km2もあり, 河口から1000km遡っても標高差は10m程度ときわめて緩やかで,大量の流量を ゆったりと運んでいます.

陸地は造山帯と安定陸塊とに大きく分けられます.造山帯は地殻が押し縮め られる収束プレート境界(沈み込みと衝突の境界)域にあり,活発な地殻運動, 地震・火山活動によって大きな起伏が形成・維持されている地域です.これは 環太平洋造山帯とヒマラヤ・アルプス造山帯とにほぼ限られます.安定陸塊は プレート内部に位置し,数億年もの間地殻変動はほとんどなく,流水・風・氷 河などの侵食作用だけを長期間受けて平坦化し,大高原・大平原とよばれる地 形が広がる陸域です.大陸の主部はこの安定陸塊です.タイの中央平原は約2 億年前までに活動を終えた古い造山帯および安定陸塊からなります.

造山帯の平野は,河流により山から運ばれてきた土砂が厚く堆積してできた河 成の堆積平野で,一般に小規模であり,流量の変動が大きいので河原が発達し ているのが一つの特徴です.これに対し大陸の大平野は,最下流部・河口部な どを除き地表までほぼ基盤岩からなるほぼ平坦な地形で,河の堆積作用は小さ く,構造平野と呼ばれます.平野面にはかなりの起伏があります.雨水は平野 の低所に集まって河流となり,基盤岩を削りこんで流下し海へ排出されます. 運搬土砂は少ないので河流は専ら基盤岩を侵食する作用を及ぼして掘り込み河 道をつくります.河流は河道内の全面をゆっくりと流れます.雨季には自然形 成の河岸を越えて溢れ出し,流量に応じて地形なりに河幅が広がり,勾配の特 に緩やかなところには季節的に出現する湖や湿地帯がつくられて河水は滞留し ます.これは正常な自然状態の氾濫現象で,これに適応した居住や農耕が行わ れているところは多いのですが,流域人口が増大してより高度な土地利用が行 われるようになると,洪水と名を変えます.途上国などで進行している森林破 壊は,雨水の流出率を大きくして洪水を激しくしています.

大陸河川の洪水災害は,ヒマラヤ山地から発する長江・メコン川・ガンジス 川・インダス川などの流域において,世界で最も大規模に起こっています.中 国では2年に1回程度,死者が数百人の洪水災害が報告されています.1998年の 長江下流域における洪水は近年では最大規模で,死者3000,被災人口2.3億人, 被害金額200億ドルでした.水位上昇がゆるやかな大陸河川の洪水では,直接 の人的被害は大きくはありません.これに代わって被災人口が水害規模を表す 代表値になります.中国では被災者1億人を超える洪水が,1990年代をとって みても91,95,96,98,99と5回起こっています.なお死者数については,災 害後の伝染病や飢餓によるものを含めれば非常に多くなる場合もあり,資料に よっては1回の洪水で100万人といった数値も示されています.

パキスタンでは2010年にインダス川の氾濫により国土の1/5が浸水し,死者200 0,住家被害125万戸,被災者200万(人口の12%)の大被害が発生しました. インドとバングラデシュではガンジス・ブラマプトラ川の氾濫被害をたびたび 受けています.1993年の洪水では被災人口が1.3億人でした.乾燥地帯のイラ ンでも1993年2月に死者1600,損壊家屋6.5万,被災者120万の豪雨災害が起こ っています.砂漠では雨は集中的に降り,表土は硬く締まって浸透能力は小さ いので,雨水は一気に地表に溢れて洪水となります.

ナウ・エルベ・ライン・セーヌなどのヨーロッパ大陸の河川は,勾配が非 常に緩やかな構造平野の低所を流れる掘り込み河道なので,大雨が降るとほぼ 地形に応じて浸水域が広がるという洪水をたびたび起こしています.最近では, 2002年8月に中部ヨーロッパが総雨量の最大300mmという大雨に見舞われ,ドナ ウおよびエルベがドイツ・チェコ・オーストリア・ハンガリーの各国で氾濫し, 死者約100人,被災者数十万という洪水を起こしました.プラハ・ドレスデン など河畔に位置する街の歴史的建造物も浸水しました.ドナウ河畔の古都を訪 れると,過去の大洪水の記録が街中に記されているのを見かけるでしょう.

ミシシッピ川では1993年6月~8月に大きな洪水があり,支流のミズーリ川流 域を中心に2.5万km2が浸水し,被害額150億ドル,死者数50などの被害がでま した.河道内での洪水波の進行は時速2kmほどであり,洪水氾濫域が中流部か ら下流部に達するのに1~2ヶ月もかかりました.ミシシッピで最大の洪水は19 26年夏から1927年春にかけて起きました.堤防は145箇所で決壊し,7万km2が 浸水し,7つの州で246人の死者がでました.メンフィス下流では河幅(浸水域 の幅)が100kmにも達しました.

起伏の大きい山地域での激しく流れる洪水はフラッシュ・フラッドとして,水 位上昇がゆっくりとしたフラッドとは区別されています.フラッシュ・フラッ ドは洪水規模のわりには大きな人的被害をもたらしています.日本の洪水はほ とんどがフラッシュ・フラッドです.
(水谷 武司)

自然災害情報室からのお知らせ

◆次号,第23号は12月8日(金)発行,第24号は1月13日(金)発行の予定です. 第23号に情報・告知等の掲載をご希望される方は,12月5日までにご連絡くださいますようお願い申し上げます.

編集後記

◆今月号はいかがでしたか?ところで,タイのバンコクの正式名称は皆さん既にご存知の通り,非常に長いことで知られています.ちなみに正式名称は次の 通り(wikipedia参照).

「クルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット」

日本語の意味は次のようです.
「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった,神が権化としてお住みになる,多くの大宮殿を持ち, 九宝のように楽しい王の都,最高・偉大な地,イン神の戦争のない平和な,イン神の不滅の宝石のような,偉大な天使の都。」

美しい,素敵な街だ,という意味なのでしょうか.早く洪水が退くことを祈り ます.

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